【嵐】『復活LOVE』にモニョってた話
SMAP記事が上がらず申し訳ないので、ちょっと古いけどジャニ系の雑感ネタを。
2016年は嵐くん達の15周年だったのですね。おめでとうございます。(遅い)
すでに去年の事になりますけど、初夏頃かな?
CMで『復活LOVE』が流れ始めまして。
嵐とは思わず聴き流して
「あら、キャッチーで憶えやすいわねぇ」
なんてふわっと思ってたんですけど、何回か聴いてるうちに
「あれ?」
とあることに気付きました。
「このサビ『HIGHWAY STAR』じゃね?」
『HIGHWAY STAR』はDEEP PURPLEの代表曲の一つでハードロックの古典。
発表は1972年のアルバム『MACHINE HEAD』
”Nobody gonna take my car~”あたりの歌メロは若人でも聴いた事があるかも。
TV番組のSEなんかでもたま~に使われてます。
かぶってるフレーズは『復活LOVE』のサビと『HIGHWAY STAR』のギターソロ導入部。
『HIGHWAY STAR』ギターパートの一部↓
譜面で見ると「だからどーした」っていう単純なメロディ。
そりゃあ耳にお馴染むし憶えますわw
だって娘時代にさんざん聴いたフレーズだもの。
これでまず思ったのが、何故このフレーズをサビに?という事。
この曲のクライマックスは何と言っても怒涛の高速トリルからロングノートで抜けていくドライブ感溢れるギターソロですが、その導入部に当たるこの繰り返し部分もベタ踏み加速直前の緊張と逸る気持ちが乗っていて印象深いんですよね。
そこをサビにしますか?と。
CMで聴くたびに「何故?」って思ってました。
作曲の山下達郎さんは、もうDEEP PURPLEドンピシャ世代。
もちろん知らぬ筈はございませんし。
「なんでこんな事するん?嵐くん達可哀そうやん」
「もしかしてヤッツケ仕事?若しくはヤキが…」
と、CMでサビが流れる度にモニョモニョ気になっておりました。
やがて夏になり秋になり、いつしかCMのON AIRも無くなった’16年末。
初めてフルサイズ聴き通す機会がありました。
全体通して、歌詞の世界観に副った丁寧で隙のない出来栄え。
山下達郎(&竹内まりあ)らしさも在り、件のフレーズは曲全体の中では断ち難い鬱屈した感情を乗せていて、決して安易には扱ってないですよね。
この強いフレーズに負けない構成のイントロからABメロと大サビのソロ、〆の「おかえり」までの密度と言うか隙の無さ。
かぶりは百も承知の上で「絶対文句は言わせねぇ」の表れなのか、謎の気迫が漲ってます。
プロの確信犯ですわ。
そんな訳で、思いがけず一つの疑問が解決した年の瀬。
些細な蟠りですが、持ったまま年を越さずに済んでよかったです。
でも『復活LOVE』のサビを聴く度に、結局『HIGHWAY STAR』を思い出してしまう事には変わりないんですけどね。